True Combat: Eliteとは

TrueCombat:Elite(以下 TC:Elite)とは、アメリカ人とドイツ人のメンバーで構成される Stuido Groove Six と Team Terminator という開発チームがタクティカルリアリズムFPSをコンセプトの元に制作し公開している、完全無料のFPSゲームだ。

プレイヤーは特殊部隊やテロリストに扮し、実在する銃器を使って与えられたミッションをこなしてゆく。ゲーム性は非常にリアルで、頭を撃たれればまず即死、スタミナが無くなれば移動速度が落ち、高所から落ちれば負傷するなど同ジャンルの中でも格段とリアルリズムに焦点をおいたゲームと言えるだろう。

Groove Sixリアリズムを重視したゲーム性のため、敵も味方も非常に倒れやすく、家庭用ゲーム機や他のFPSに慣れている人は、すぐに死んでつまらないと最初は感じるだろう。だが、TC:Eliteのシステムが理解できてきたころには他のゲームでは味わえない、最高の緊張感と最高の面白さがあなたを待っている。

また、TrueCombat:Elite(以下 TC:Elite)は、Gmaxやレベルエディタと呼ばれるものなどで自らカスタムマップ、カスタム武器、スクリプトを生かしたエレベーターなどを作れるのが魅力だろう。

FPSとは

TEAM TERMINATORFPSとは First Person Shooter の略で、日本語では一人称視点シューティングと訳されることが多い。FPSは言葉通りプレイヤーが操るキャラクターの視点でゲームを行うので、まるで自分がその場にいるような感覚でプレイする事ができる非常に臨場感の高いジャンルである。

日本ではまだなじみの少ないFPSと言うジャンルだが、海外では他のゲームにも負けないほどの人気がある。

完全無料

当たり前の事だが、TC:Eliteを遊ぶ為には、最低限ネットに接続できる環境と遊ぶためのパソコンが必要となる。しかし、それさえ揃えてしまえばTC:Eliteは完全に無料でプレイすることができる。必要なソフトのダウンロードは全て無料で、オンラインRPGのように課金されることもなく、長時間を要するレベルアップと言う概念もない。あなた自身がプレイヤーのレベルとなるのだ。

無料だからと言ってあなどってはいけない。実際にプレイしてみればわかるが、そのグラフィックやサウンドなどのクォリティはとても無料とは思えない程良く作り込まれている。

グラフィックに関しては元々の3Dエンジンが少し古い為、どうしても最新のゲームには劣ってしまうが、逆に言えば他の課金型FPSに比べ高スペックを要求しないので、ここ203年で買った中堅モデルなら普通に動かせるのも魅力の一つだろう。

ゲームルール

テロリストチームが対象物の爆破を試み、特殊部隊チームがそれの阻止を行うObjectiveや、単純にチームに分かれて敵を倒すだけのBodycount、お互いの陣地に置いてあるフラグ(バックパック)を自陣に持ち帰るCaptureTheFlagがある。詳しくはゲームルールのページをご覧頂きたい。

アイアンサイト・システム

Iron Sight同ジャンルのゲームには必ずクロスヘアーと呼ばれる画面中央に表示される照準があるが、TC:Eliteには存在しない。なぜならここでもTC:Eliteのリアリズムへのこだわりがあるからである。想像中のあなたはどうやって敵を狙えばいいのか疑問に思うが、ここで使用するのがアイアンサイトシステムだ。実際に銃器を扱うのと同じように、遠方の敵はしっかり銃を構えて撃たなければ当てることができないし、逆に接近戦の場合はアイアンサイトを使うよりも先に撃った方が得策など、アイアンサイトだけでも戦術性が変わってくる。

ゲーム構造

Wolfenstein: Enemy TerritoryTC:Elite自体は3Dを描写するエンジンを持たないため、無料で公開されている Wolfenstein: Enemy Territory(以下 W:ET) と言うゲームの3Dエンジン部分を使用して動作する。つまり、TC:EliteはW:ETの拡張ゲーム(MOD)と言う位置づけになる。そのため、若干他のゲームよりもインストール手順が複雑なことに注意して欲しい。

ゲームプレイムービー

数メガのダウンロードを行う前にどんな感じのゲームか知りたい人もいるだろう。そんな人のためにゲーム中のムービーを用意したので是非ご覧頂きたい。

Bodycountプレイデモ

TC:Eliteに興味をお持ち頂けたならばこちらのダウンロードガイドを参考にして是非プレイして頂きたい。