クラン運営ガイド

これから新しいクランを設立したい人のためにクランの設立、運営方法とクラン活動の実態について以下にまとめる。

クランの創立

リーダーに求められるもの

アクティブ率
決まった活動時間(基本は夜)に毎日、顔を出せることが重要。肝心な時に居ないのではリーダーは務まりません。
責任感
面倒な仕事も積極的にこなし、チーム全体の利益を考えて行動できること。
PCの基礎知識
PCの知識は深いに越したことはないですが、基礎知識と向上心があれば、クラン運営に支障はないです。

放任主義・共和制

放任主義や共和制はお勧めしません。クラン戦の交渉などが停滞します。マップやルールを決める時に全員で相談していたら時間も無駄になりますし、交渉がスムーズに行かないクランは敬遠されてしまいます。

IRC,TeamSpeak,ホームページはクラン運営の三種の神器

IRCチャンネル
IRCとはIRCネットワーク上にチャンネル(部屋)を作ってそこに複数の人が集まって、文字で話をすることができるチャットツールです。IRCチャンネルは学校のクラブで言えば部室に値します。同じ志を持つものが集い、語り合うことのできる場です。クラン設立時にまず、用意したいのがこのIRCチャンネルです。一般的な考えではクランのホームページを先に作らないといけないという意識が強いようです。そして、それが出来ずに、或いは制作途中で挫折してクラン設立をあきらめる人も多い。しかし、実際はホームページは必ずしも必要ではありません。ホームページは広報や人員募集のための掲示板のようなものです。クランの活動の本質は同志が集うことであり、人があつまる場所さえあれば後はどうにでもなります。また多くのクランはIRCチャンネルを窓口として用意してある事もあり,他クランと交流する際にはIRCクライアントは必須である。IRCの詳しい活用方法については後述する。
TeamSpeak2
TeamSpeak2(TS)は複数人が同時に音声で(声で)会話をすることができるツールです。使用にあたって、マイク、出来ればヘッドセットが必要です。声を出して話すことに初めのうちは抵抗を覚えるかもしれません。しかし、慣れてしまえば、コミュニケーションが円滑にとれるこのツールは手放せません。また、試合中にもTSを用いて、連携をとります。早期にTSサーバーを建てて、メンバー同士のコミュニケーションを声でとるようにすれば、Teamworkに優れた良いクランになれること間違いなし。
クランのホームページ
ホームページはクランの活動を公に知らせたり、募集を行ったりするのに有効な手段です。wikiを用いてメンバー全員で管理するのも一つの手です。また、メンバー専用ページを作りメンバーへのお知らせや、作戦のまとめのページなどを作るとなお、良い。

その他ではクラン専用の練習サーバーがあると良いです。

メンバー募集

メンバー募集の方法

メンバー募集はクランのホームページあるいは公の掲示板、フォーラムなどを用いて行います。これらは学校のクラブに置き換えればクラブの宣伝ポスターに値します。ポスターは出来るだけ人目に付くところに張るのが望ましいです。活動方針、時間帯、規則などを記述しておくと良い。先述しましたが、この段階でクランのホームページは必ずしも必要ではありません。先に用意すべきは部室に値するIRCチャンネルのほうです。ポスターを見て、クランに興味を持った者が訪れる場所が必要です。IRCの活用方法については後述する。

募集に際し、注意すべきこと

クランの構成メンバーを集める時に、何に注目して人を選ぶかですが、クラン活動がうまくいくための秘訣は強さを基準にして選ぶよりも、アクティブ率(出席率)を基準にして選ぶほうが良いと思います。例えば、リーダーのあなたが7人のメンバーを集めることに成功したとします。しかし、あるメンバーは月曜日にしか参加できなく、他のメンバーは火曜日、あるいは水曜日というように各人の出席率が低く、結果的にメンバー全員が集まる日が全くないなんてことになったら、活動は困難です。メンバーが30人居るが、一回も顔を合わせたことがない人が居るクランよりも、メンバーは5人しか居ないが、毎日、同じ5人が集まって練習しているクランのほうが強いです。TC:Eは試合を5人で行います。5人というのは野鯖などに比べるとかなり少なく感じられることでしょう。実際、最低限の人数という感じです。(洗練された戦いでは5人以上だと守りが有利である)この5人がどれだけ連携して戦えるかが勝利の鍵となります。したがって、毎日練習に参加できるメンバーというのはクランにとっての宝となるでしょう。

IRCの活用方法

IRCは昔からあるコミュニケーションツールですが、メッセンジャーツールが主流な現在、やや存在感が薄いかもしれません。しかし、クラン活動のような、複数の人が同時に会話するシチュエーションではIRCを使うのがもっとも効率的です。IRCを使うメリットは

  1. 複数人での会話が容易である。(招待する必要がない)
  2. 自分の名前や特定のキーワードが発言されると音でお知らせする機能がある。
  3. チャンネル名さえ公開しておけば、他の人も簡単に入ってこれる。

1.について、メッセンジャーソフトでは招待コマンドを用いて誰かがみんなをひとつの場所に集める必要がありますが、IRCでは部屋があらかじめ決まっていて、皆が一つの場所に集まってくる形態なので、多人数でのチャットには適しています。 2.について、この機能を使えば、IRCチャンネルに常駐して名前が呼ばれたら反応することができます。この辺りの使用感はメッセンジャーと同じですね。また、「メンバー集合」などのキーワードをメンバー全員が登録しておけば、招集をかけるのも容易です。 3.について、試合の交渉の時には他のクランの交渉人があなたのクランのチャンネル(部屋)を訪れることでしょう。メッセンジャーソフトだと、アドレス交換などが非常に面倒です。 また、IRCチャンネルは来客用の誰でも入れるチャンネルとクランメンバー専用のチャンネルに分けておく事をお勧めする。クランを運営する上でクラン外の人には知られたくない情報の伝言や、窓口チャンネルに入ってきた人への対応を他のメンバーにだけ相談できるなどのメリットがある。

クラン活動の実態

活動時間

基本的に活動時間は夜21:00-24:00くらいのクランが多いです。試合もその時間帯に行われます。

試合

試合の手順としては、まず、メンバーが5人以上揃っているクランが試合の申し込みを行います。通常は他のクランIRCチャンネルに赴いて、試合の申し込みをします。知名度が低かったりどこに申し込めばいいのか分からないうちは、"#TrueCombat.jp"チャンネルで対戦相手を募集するのも有効でしょう。相手クランの人数が5人以上揃っている場合には試合の詳細な交渉をして、試合開始です。試合は主にクラン戦を行うどちらかのクランのサーバーや、レンタル可能なTC:JMatchServer等で行われます。

試合のルール

試合のルールについては「クラン戦のルールまとめ」を参照