部隊戦術

ここからは主にObjectiveでの基礎的な部隊戦術Unit Tactics(チーム戦術)を紹介する。 軍や特殊部隊は個々の隊員から構成されている。そして、各隊員に割り当てられる具体的な任務を果たすことによって、部隊が全体として機能し、その作戦を遂行することができる。ここで必要となるのがチームワーク(team work)である。逆を言えば、各個人がその役割を果たせないと、結果的に部隊全体の機能が低下し、死傷者を出すこととなる。部隊が、不幸な事故や、敵の攻撃によって壊滅的打撃蒙ったり、指揮官の死といった困難に直面しても、部隊全体による戦術的な行動によって、そういった局面を撥ね返し、作戦遂行できる。これが部隊戦術の目的である。しかし、どれも連携が必要なので日頃から訓練に訓練を重ねばならない。

一点突破戦術[Breakthrough]

全兵員及び全火力を一箇所に集中させて、点で敵陣地を突破する戦術である。敵を殲滅することよりも、重要拠点の確保や作戦目標を爆破を優先させる場合に効果が高い。比較的広い場所などで有効であると想定される。例)Hide out 一気に勝負をつけたいテロリスト側が多用する傾向がある。本戦術は、数的優位な状況を局所的に作り出すという発想に基づいている。したがって、数で敵に勝っていても、敵兵力が増援前に突破できないと逆包囲によって自軍が殲滅されてしまう。

多点突破戦術[Envelopment]

兵員及び火力を分散させて、敵陣地を複数点において突破し、面で以って敵を制圧する戦法である。敵を倒しつつ、建物や小部屋など、不動産を確保することが勝利につながる。防御側であるSpecopsは、その性質上、この形になりやすい。さらに、本戦術を攻撃的に運用する場合、敵陣突破した直後、折り返すことで、敵に包囲殲滅することも可能になる。ただし、各突破地点において、一点突破戦術とは逆に交戦地点において敵よりも兵員密度が小さくなるので、援護射撃などが受けられずに、数に勝る敵が殺到すると長く持ち堪えられないかもしれない。

遅滞戦術[Delay]

自軍が防勢の状態にあるときに、致命傷を受けない程度の抵抗で、敵の侵攻を遅らせつつ後退し、防衛線を縮小させることで徐々に防衛区域の兵員密度を上昇させる戦法である。時間を稼げる上に、敵が目標地点に到達しても、目標地点に十分な戦力を配置できる。また、遅滞戦術で敵がもたついている間に遊撃隊が敵陣地の浸透に成功すれば、一挙に敵を包囲することが可能だ。場合によっては敵の侵攻ルートを誘導することもできるだろう。

掃討戦術[sweep]

主に特殊作戦を実施する警察部隊側の作戦である。建物、小部屋など、一軒、一軒、索敵後、各不動産を制圧、確保する戦術である。ただし、TC:Eの場合、予備部隊が存在しないため、一度、制圧した不動産を確保し続けることが原理的に難しい。というのは、次に移動した際、再び、そこを敵側に容易に奪取されてしまうからである。

囮戦術[decoy]

囮戦術は、敵を惑わせ、混乱させることを目的としている。少人数で囮の布陣を敷けば、陣地の場所を教え、弾薬を浪費するという戦術的な誤りを敵は冒すことになる。囮戦術を実施する分隊は、敵から若干見つけやすくしつつ、主力本体らしく見せかけなければならない。

戦術移動

戦場では、場当たり的行動や移動の決断に時間をかけることは、兵士の生存率を下げることになる。戦術移動が効果的に行えれば、敵に対して先制攻撃を行ったり、有利な位置を確保したりすることが可能になる。

一挙前進

長距離を迅速に移動するとき用いる方法。二つの射撃チームが20メートル前後の間隔で前進する。必要な場合には相互に火力支援を行う。

一斉前進

一挙前進におけるチーム間の間隔が50メートルに長くなる。そのため、先行チームが攻撃された場合に、後続チームの戦闘態勢が立てやすくなる。

継続躍進

射撃と移動を反復する戦術移動方法である。二つの射撃チームのうち、一方の射撃チームが躍進組、もう一方が支援組となって、片方ずつ移動する。このとき、二つのチームはその役割を定期的に交代する。先行して移動しているチームが移動中に攻撃されたら、支援組として、正確な射撃によって、敵を釘付けにする。その間に、後続チームが躍進組として、先行チームを追い抜き、今度は支援組となり、敵に対する射撃を継続する一方、支援組だったチームが躍進組として、役割を交代して、移動する。これを交互に繰り返すことによって、前進する。

待ち伏せ戦術

待ち伏せ攻撃とは、敵の部隊や陣地、隊列に対する奇襲作戦である。攻撃目標を殲滅ないしは、戦闘能力を著しく減殺することを目的として実施されうる。