ここでは中級者プレイヤーにとって必要な知識を紹介する。
[inline:armament_availability_scoreboard.jpg=Armament Availability System]
TC:Eのゲーム中において装備できる武器は、Armament Availability System(直訳で装備利用可能システム、以下AA)によって決定されます。
AAレベルは試合数、及びプレイヤーのスコアに基づいて変動します。このシステムは活躍したプレイヤーに、最新の性能の良い武器を報酬として与えますが、試合が進行する間に全てのプレイヤーはより多くの武器を利用することができます。
他の資金システム(Counter Strike)やXPシステム(Enemy Territory)とは違い、AAシステムは高いスキルを持ったプレイヤーに大きな利益を与えず、良い武器や物理的な能力を持つような事です。また、現在のAAに関係なくプレイヤーは戦地で見つけた武器を拾って使う事もできます。
AAの変化は1ラウンドをこなす度に1レベル増え、その他にも以下の条件でレベルが上下します。
スコア | 典型的な例 | AAの変化量 |
---|---|---|
-3以下 | TKや自殺 | -2 |
-1〜-2 | 死亡、目的の達成失敗、誰も倒せず | -1 |
0 | 平均的な活躍 | 0 |
1以上 | 目的達成、敵を倒す | 1 |
AAの変化は次のラウンドのみ武器の選択肢を決定します。結果として、新しいラウンドで変化量はリセットされます。プレイヤーは最初のラウンドはAAのレベルは1であり、プレイヤーが活躍すれば、その人のAAは+1され次のラウンドで3になります。(ラウンド数2+活躍して得たAAの増加量1)
もし、プレイヤーが第4ラウンドで偶発的に一人味方を殺してしまうと、(ルール違反)その人は第5ラウンドでAAは3で始まります。(ラウンド数5-ペナルティ2)
TABキー*1を押すと表示されるスコア一覧にDRと言う項目があります。
これはDamage Rate(ダメージ比率)の略で、敵に与えたダメージと自分が受けたダメージの比率です。1.0で致死量となり、例えばKill数が5の場合でもDRが+8なら8人倒すだけのダメージを与えていると言うことになります。
スナイパーをやっている人で他のクラスに比べ、異常にDRが高い方が居ますが、これは致死量以上のダメージも足される事が原因です。
例えば、R93が致死量1.0の攻撃力とします。そして敵の残り体力が0.1だったとしても、その敵を倒したらDRに1.0足されることになります。これがピストルなどの一発の威力が低い武器で、例えば攻撃力が0.1だとしたらDRには0.1しか足されません。
また、スナイパークラスは基本的に殺されにくい場所から攻撃するのが本来の姿なので、これもDRの高さに繋がっています。
従って今のTC:Elite*2のDR計算では、単純にDRが高い人程凄いとは言えません。目安程度に捉えましょう。
Globalはサーバー内の全員に聞こえ、その他はチームメイトのみに聞こえます。
連続したクイックチャット(いわゆるスパム行為)は他のプレイヤーの迷惑になるので控えましょう。
vsay bindの項目はキーバインド用の文字列です。
例 | Path Cleared. | --> | No:V-1-1 | AI:V-S-P |
No | Al | Quick Chat | 日本語訳 | vsay bind |
---|---|---|---|---|
11 | SP | Path Cleared. | 進路を確保した | PathCleared |
12 | SW | Enemy Weak! | 敵は弱っているぞ! | EnemyWeak |
13 | SC | All Clear! | 全て制圧した! | AllClear |
14 | SI | Incoming! | (敵が)来襲! | Incoming |
15 | SF | Fire In The Hole! | 爆破警戒! | FireInTheHole |
16 | SD | I'm Defending! | 防御する! | OnDefense |
17 | SA | I'm Attacking! | 攻撃する! | OnOffense |
18 | ST | Taking Fire! | 攻撃されている! | TakingFire |
No | Al | Quick Chat | 日本語訳 | vsay bind |
---|---|---|---|---|
21 | RB | Need Back Up! | 援護してくれ!(全体) | NeedBackup |
22 | RC | Cover Me! | 援護してくれ!(近くの味方) | CoverMe |
23 | RH | Hold Fire! | 撃つな! | HoldFire |
24 | RW | Where To? | 何処? | WhereTo |
No | Al | Quick Chat | 日本語訳 | vsay bind |
---|---|---|---|---|
31 | CF | Follow Me! | 着いて来い! | FollowMe |
32 | CG | Let's Go! | さぁ!行くぞ! | LetsGo |
33 | CM | Move! | 移動しろ! | Move |
34 | CC | Clear The Path! | 進路を確保しろ! | ClearPath |
35 | CO | Defend ObJecive! | 目標を守れ! | DefendObjective |
36 | CD | Disarm Dynamite! | 爆弾を解除しろ! | DisarmDynamite |
37 | CR | Reinforce Offense | 攻撃を強化しろ | ReinforceOffense |
38 | CE | Reinforce Defense | 防御を強化しろ | ReinforceDefense |
No | Al | Quick Chat | 日本語訳 | vsay bind |
---|---|---|---|---|
41 | TY | Yes | 了解・賛成 | Affirmative |
42 | TN | No | いいえ・否定 | Negative |
43 | TT | Thanks | ありがとう | Thanks |
44 | TW | Welcome | こちらこそ・気にするな | Welcome |
45 | TS | Sorry | すいません | Sorry |
46 | TO | Oops | しまった!・おっと | Oops |
No | Al | Quick Chat | 日本語訳 | vsay bind |
---|---|---|---|---|
51 | GY | Yes | 了解・賛成 | Affirmative |
52 | GN | No | いいえ・否定 | Negative |
53 | GW | Enemy Weak | 敵は弱っているぞ! | EnemyWeak |
54 | GH | Hi | 挨拶 | Hi |
55 | GB | Bye | さようなら | Bye |
56 | GS | Great Shot | 素晴らしい射撃だ! | GreatShot |
57 | GC | Cheer | 喝采、歓呼 | Cheer |
58 | GG | More Globals | ↓のメニューへ続く | |
581 | GGT | Thanks | ありがとう・感謝の意 | Thanks |
582 | GGW | Welcome | こちらこそ・気にするな | Welcome |
583 | GGO | Oops | 糞!・しまった! | Oops |
584 | GGS | Sorry | ごめんなさい・謝罪の意 | Sorry |
585 | GGH | Hold Fire! | 射撃禁止! | HoldFire |
586 | GGG | Good Game | 良い試合でした | GoodGame |
*Ver.0.49で5 Globalの項目は削除されています。
ボイスメニューでは出てこない一歩先行く?Quick Chatです。
Quick Chat | 日本語訳 | vsay bind |
---|---|---|
Destroy primary objective | 主目標を破壊しろ | DestroyPrimary |
Destroy secondary objective | 第2目標を破壊しろ | DestroySecondary |
Attack! | 攻撃! | FTAttack |
Fall back! | 下がれ! | FTFallBack |
Cover me! | 援護してくれ! | FTCoverMe |
Covering fire! | 援護射撃してくれ! | FTCoveringFire |
Destroy the objective! | 目標を破壊しろ! | FTDestroyObjective |
How about some sniper fire? | Sniperの援護を要請する | FTProvideSniperCover |
EnemyDown | 敵倒れた!(Objでは自動) | EnemyDown |
Contact | 敵接触!(Objでは自動) | Contact |
Man Down | (味方が)やられた | ManDown |
TC:Eliteではプレイヤーは下記の3クラスから自分のプレイするクラスを選択することになる。主な違いは開始時の所持武器のみなので、倒れた味方や敵から武器を得ることが出来れば、他クラスの武器でも問題なく使用することが出来る。
万能的な性能を持つAssault Rifleを装備する事ができる、攻撃を主としたクラス。3種あるクラスの中では、全てにおいて中間の装備といえる。またMk3A2を唯一装備しているのも大きな特徴。
現バージョンのTC:Eでは、アサルトライフルがスナイパーライフル並に精度が高いので、遠距離の敵も難なく倒すことができる。
初心者は、まず初めにこのクラスを使って基本的な動きを覚えることをお勧めする。
Recon は「偵察」を意味する。
サブマシンガンやショットガンなどの軽火器しか装備できないが、その分M83とXM84を同時に装備でき、全クラス中、最高の脚力を誇る。突撃を最も得意とするクラス。また唯一テックキットを装備することができる*1。
殆どの主要武器でアイアンサイトの照星が大きいため、遠距離の敵が狙いにくい。ObjectiveではSpecopsの場合、なるべくテックキットを装備したReconが一人でもいた方が良いだろう。
名前の通りSniper Rifleでの長距離戦を想定したクラス。
他のクラスに比べてスタミナゲージの減りが早く、足も遅い。近距離戦はSidearmに頼らざるを得ず、M83しかグレネードは持てない。MAPの構造を理解し、有利な狙撃ポイントも知らないといけないので難易度の高いクラスとなっている。初心者がやたらと使いたがるクラスだが、TC:Eではエイミングが非常にシビアなので初心者にはお勧めできない。しかし、MAPの構造を覚え、技術もつけば、スナイパーは敵にとって脅威となる。狙いすました一撃で敵を倒す爽快感は他のクラスでは味わえない。
ゲームの設定を自分のパソコンに合った設定すれば、より快適にプレイすることができるようになります。FPSが稼げない人は設定を変更してみるといいでしょう。
お勧めの設定が有る場合は項目名の右側に設定内容が書いてありますので、どちらにしていいか解らない場合はそれに従ってください。
設定するには、TC:Eliteを起動してメニューからOPTIONSの項目をクリックします。
デフォルトの操作方法ではプレイしにくい方も居ると思います。自分に合ったセッティングにすることも上達の一つでしょう。
名称 | 機能(コマンド) | キー(デフォルト) |
---|---|---|
Forward | 前進(+forward/forward) | W |
Back | 後進(+back/-back) | S |
Move Left | 左にスライド移動(+moveleft/-moveleft) | A |
Move Right | 右にスライド移動(+moveright/-moveright) | D |
Lean Left | 左に覗き込む(+leanleft/-leanleft) | Q |
Lean Righ | 右に覗き込む(+leanright/-leanright) | E |
Jump | ジャンプ(+moveup/-moveup) | Space |
Crouch | しゃがむ(+movedown/-movedown) | C |
Prone | 伏せる(+prone/-prone) | X |
Walk | 歩く(+speed/-speed)Ctrlなどに変更をお勧めします。そのまま使うと一度歩くとその状態がもう一度押すまでロックされます。 | CapsLock |
Sprint | 走る(+sprint/-sprint) | Shift + W |
Use(Activate) | アイテムを拾う・使うなど。爆弾の設置・解除もこのキーで行います。 | F |
Crouch is toggle | しゃがみキーを固定する。 |
名称 | 機能(コマンド) |
---|---|
Invert Mouse | マウスの動きを反転する。フライトシミュレーターに慣れてる方などはこちらの方がいいかもしれません。 |
Smooth Mouse | マウスの反応がスムースになります。両方試してお好みのほうを使ってください。 |
Mouse Sensitivity | マウスの感度。数値が高いほどマウスの動きに対して大きく動く。この数値は何度も変えて自分好みの数字をだしてください。 |
名称 | 機能(コマンド) | キー(デフォルト) |
---|---|---|
Chat | サーバーにいる全員にメッセージを送る。 | T |
Team Chat | 味方のチームだけにメッセージを送る。 | Y |
Quick Chat | 味方チームにラジオでメッセージを送る。 | V |
名称 | 機能(コマンド) | キー(デフォルト) |
---|---|---|
Show Scores | サーバー参加者のスコアやPingなどの情報を見る。 | Tab |
Show Deploy Menu | チームや武器の選択を行う。 | L |
Objective Description | オブジェクトの説明の表示を切り替え |
名称 | 機能(コマンド) | キー(デフォルト) |
---|---|---|
Attack | 攻撃する。 | マウス左 |
Aim / Iron Sights | 銃を構え覗き込む(照門を覗く)。また、銃の反動を抑える事ができます。 | マウス右 |
Reload Weapon | 弾丸を補充する。 | R |
Switch Firemode | 銃の射撃方法を変更する。(対応している銃のみ動作可) | G |
Aim is persistent | IronSightをした状態で解除されるアクション*1を行った後にIronSight状態に戻すか。 | |
Enable FreeAim | リアルさを更に追求したAimシステム。両手で構えた状態で、手が動く範囲なら早く動かせる。 |
名称 | 機能(コマンド) | キー(デフォルト) |
---|---|---|
Next Weapon | 次の武器を装備する。 | マウスホイールダウン |
Previous Weapon | 前の武器を装備する。 | マウスホイールアップ |
Slot 1 - Primary | メイン武器を装備する | 1 |
Slot 2 - Sidearm | サブ武器を装備する。 | 2 |
Slot 3 - Knife | ナイフを装備する。 | 3 |
Slot 4 - Frag Grenade | グレネードを装備する。 | 4 |
Slot 5 - Stun Grenade | スタングレネードを装備する。 | 5 |
Slot 6 - Smoke Grenade | スモークグレネードを装備する。 | 6 |
名称 | 機能(コマンド) | キー(デフォルト) |
---|---|---|
Vote Yes | 問い合わせに対して賛成する。 | F1 |
Vote No | 問い合わせに対して拒否する。 | F2 |
Enter Game | 試合準備が完了したことを知らせる。 | F3 |
Take Screenshot | 現在の画面を撮影する。データーは \tcetest\screenshots フォルダに入っています。 | F11 |
Record Replay | ゲームプレイを録画する。 | F12 |
この項目に関してはオプションで設定できますが、ゲーム中では作動しません。
空白の部分は、まだ把握出来ていません。
このSYSTEMの設定のみ最後にAPPLYを押してください。そうでないとせっかく設定したものが失われてしまいます。
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | 漢字 | 記号 |
N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z | その他 |
ここに載ってない用語は右上の検索で調べると専用のページが出てくるかもしれません。
TC:EやTC:Eの元であるETでは、DEMOファイルとして戦闘の模様をリプレイとして残す事が出来ます。DEMOファイルがあれば上手いプレイヤーの動きをじっくり観察したり、フラグムービーのネタを取ったり、怪しいプレイヤーの物的証拠として利用することが出来ます。ここでは、そのDEMOファイルについて解説します。
デフォルトの設定ではF12キーを押す事により録画が始まります。DEMOファイルはラウンドが終わると録画が停止されます。
またオプションからF12キーを押さないでも自動で録画するように設定する事も可能です。(現在のバージョンではBCモードの1ラウンド目が自動録画されないバグがあります。)
録画を手動で停止させるにはコンソールに/stoprecordと入力します。またTC:Eなスクリプト集にある「デモ録画をボタン1つでの開始・停止」スプリクトを導入すれば、1キーに録画と停止をbindする事も可能です。
TC:Eを起動し、メニュー画面のReplaysからDEMOファイルを選択して再生します。
web上から落としたDEMOファイルなどはあらかじめ\Program Files\Wolfenstein - Enemy Territory\tcetest\demosの中に入れる必要があります。
カスタムファイルとは、カスタムMAP、サウンドパック、武器パックなどといった一般ユーザーが製作した追加データの事です。
(なお、公式データはpak0~4.pk3、mp_bin.pk3です。これらのファイルを誤って削除してしまうとTC:Eをプレイできなくなります)
日本ではカスタムファイルという名称が一般的ですが、海外ではMod(modificationの略:修正・改変データ)、Custom File、Third Party File(第三者によるファイル)というような呼称がなされます。
カスタムファイルを導入しているサーバーに接続して遊ぶ場合、基本的にはゲームサーバーから自動的にダウンロードすることが出来ます。しかし、サーバーがダウンロードの許可をしていなかったり、ダウンロード速度が遅い場合は、ブラウザやダウンロードソフトを使って手動でインストールする必要があります。
ダウンロードされたカスタムファイルはC:\Program Files\Wolfenstein - Enemy Territory\tcetestフォルダ内に保存されます。一般的にカスタムマップはobj_○○○.pk3(ver.0.48以前はdem_○○○.pk3)、その他のカスタムファイルはz_○○○.pk3などのような名称になっています。これはユーザーによるファイル管理を容易にするための取り決めであり、絶対的なものではありません。
カスタムファイルの拡張子はpk3形式になっています。pk3ファイルの正体はzipファイルであり(つまり、拡張子を「pk3」に書き換えただけの状態であるということ)、zipファイルとして解凍することが可能です。カスタムファイルの中には「ReadMe.txt」が格納されている場合もあり、カスタムファイルを利用するユーザーはそのカスタムファイルの情報や作者の連絡方法を知ることができます(ただし、TC:Eはグローバルなゲームであるので、英語で書かれていることが一般的です)。
サーバーには公式データのみのサーバーとカスタムファイルサーバーが存在します。公式データのみのサーバーでは、あなたのPCにインストールされているカスタムファイルを遊ぶことはできません。カスタムファイルサーバーでは、そのサーバーで適用されているカスタムファイルでのみ遊ぶことができます。つまり、カスタムファイルの利用はサーバーで決定されます。
シングルプレイモードとデモモードでは、自動的にあなたのPCにインストールされているすべてのカスタムファイルが適用されます。その際には下記の「カスタムファイルの優先順位」の内容で優先されるカスタムファイルが適用されることになります。
TC:Eのプログラム上、データをアルファベット順に読み込んでいくため、あるカスタムファイル内に、公式ファイルまたはその他のカスタムファイル内に存在する同名のファイルがある場合、カスタムファイルの名前がアルファベットの最後のものがゲームに適用されます。カスタムファイルの名前が「z_」から始まるのはこのためです。(なお、「z」よりも「_(アンダーバー)」の方が後になるので、「_○○○.pk3」というような名称のカスタムファイルがある場合、それが優先されます)
TC:Eでは、C:\Program Files\Wolfenstein - Enemy Territory\tcetestフォルダ内にあるEULA_TrueCombat_Elite.txt(利用許諾書)で許された範囲内でカスタムファイルの製作・公開が認められています(ただし、実際には利用許諾書の内容に抵触しているカスタムファイルが存在するものの、ある程度開発者から黙認されている状況にはあります。例えば公式データの改変などは一応禁止されている項目ですが、実際には容認されています。また、著作権とパロディに関する分別ははき違えないようにしましょう)。